自分では難しいメンテナンスを紹介します。
今回の紹介するものは、ディーラーや整備工場、カー用品店、ガソリンスタンドなどでできます。
洗車・3週間〜1ヶ月ごと
洗車は自身で行うこともできますが、3週間〜1ヶ月に1回を目安に専門業者に依頼して、自分では落としきれない汚れも綺麗にすることができます。
・自分で行う洗車と業者の洗車のちがい
業者による洗車では、洗車後のワックスがけやコーティングまで依頼することができるため、車を長く綺麗に保ってるようになります。個人でワックスがけやコーティング剤を使うのもありますが、ムラができたり、コーティングの効果がすぐに切れてしまったりと、業者に頼むより効果も短かったりします。
・洗車に出すときのポイント
業者での洗車には、機械洗車と手洗い洗車の2種類があります。機械による洗車は手軽な上安価、汚れが落ちているか確認しながら洗車を進めることができず、車に傷がつきやすかったりします。昔より傷はつくにくくはなってきてますが、一方手洗い洗車では、機械式洗車より費用が高くなるものの、細かい箇所や落ちにくい汚れも丁寧に洗うことができます。汚れ具合や求める仕上がりなどから、適した方法を選びましょう。
エンジンオイルの交換・6ヶ月または5000キロごと
エンジンオイルは使用するうちに劣化するため、6ヶ月ごと、または走行距離5000キロごとに1回の交換する必要があります。
ただし、車種によってもエンジンオイルを交換するタイミングが異なるため、自動車メーカーが指定する頻度を確認しましょう。
・エンジンオイル交換の必要性
エンジンオイルは、エンジンをスムーズに動かすための潤滑油です。他にも、エンジンを守るために、内部の機密性を保つ、エンジンの熱を冷却する、汚れを取り除く、内部の酸化を防ぐといった作用もあります。エンジンオイルが減少したり劣化したりすると、エンジン内部の摩擦抵抗が増加して、燃費が悪化したり、焼きつきが起来たりします。
・エンジンオイル交換のポイント
エンジンオイルの交換方法には、上抜きと下抜きという2つの方法があります。個人でも交換することができますが、技術や工具が必要なほか、廃オイルの処理も必要となるため、メンテナンスに慣れていない場合業者に任せた方が安心。
タイヤのローテーション・走行距離5000〜10000キロごと
タイヤは、それぞれの位置で摩耗が進むスピードや、摩耗する箇所が異なります。特に前輪は後輪よりも摩耗しやすく、その寿命は後輪の2分の1から3分の1と言われています。長期間タイヤの位置を変えないと、一部だけ摩耗が進むため、タイヤの寿命が短くなります。タイヤを長持ちさせるためには、定期的なタイヤのローテーションが欠かせない。
・ローテーションのポイント
タイヤのローテーションは専用の工具を用意する必要があります。ジャッキアップも行う必要があり。正しく車を持ち上げないと車体が落下して怪我をする危険もあるため、自身で行うメンテナンスとしてはちょっと難しい。
オイルフィルターの交換・オイル交換2回ごと
エンジンオイルは、エンジンオイルを円滑して不純物を取り除くためフィルターで、オイルエレメントとも呼ばれています。エンジン内の不純物をしっかり取り除くことで、スムーズなエンジンの動きをサポートしています。エンジンオイルはエンジントラブルを防ぐために欠かせないものですが、使い続けるうちに不純物などで目詰まりを起こすため、定期的に交換して綺麗な状態を保つことが重要になります。
・オイルフィルター交換のポイント
オイルフィルターはセルフ交換も可能ですが、正しく交換しなければエンジンオイルの漏れにつながる恐れがあります。また、車によって適合するオイルフィルターが異なる他、交換方法にもケースごとの交換やエレメントとワッシャだけの交換などいくつかの形式があるため、オイルフィルター交換についての知識や経験がない場合は、業者に頼みましょう。
ブレーキオイルの交換・1〜2年ごと
ブレーキフルードとも呼ばれるブレーキオイルは、4年に1回交換しましょう。ブレーキの性能に大きく影響が出る前に交換することが重要。
・ブレーキオイル交換の必要性
ブレーキオイルは、油圧ブレーキを作動させたときに、ペダルからホイールの中にあるブレーキまで制動力を伝える役割を持っています。ブレーキオイルは熱や水が混入することで劣化するため、長期間ブレーキオイルを交換しないと、ブレーキの効きが悪くなって非常に危険です。
・ブレーキオイル交換のポイント
ブレーキオイルには、沸点の違いによって種類があります。街乗りかスポーツ走行をするのかなど、日頃の走りや車種などを基に業者に相談して、適切なブレーキオイルを紹介してもらいましょう。また、ブレーキオイルの交換は個人でも行えますが、ブレーキ管の中にある。オイルを全て抜かなければならないため、知識や技術が求められます。ブレーキの効きは安全な走行に直結するため、業者に交換を依頼した方が安心です。
バッテリーの交換・2〜4年ごと
バッテリーはエアコンやカーオーディオ、カーナビゲーションシステムなどの電子機器やエンジンスターターやウインカーなどの電装品、そしてエンジンにも電力を送っており、車を動かすためには欠かせない存在です。バッテリーは使っているうちに劣化して、電気を十分に貯められなくなります。劣化したバッテリーを使い続けると、バッテリーが上がって突然車が動かなくなる可能性もあります。
・バッテリー交換のポイント
車種によって適合するバッテリーが異なります。自身の購入して業者に持ち込む場合は、特に注意して規格を確認する必要があります。交換時一時的に電力の供給がなくなるため、カーナビや時計などのデータが消える可能性があります。設定を残しておきたい場合は、バックアップ電源を使うと良いでしょう。できるだけ業者に頼んだほうがいいでしょう。
エアクリーナー交換・2年または走行距離20000キロ
エアクリーナーは、車のエンジンに取り込む空気を綺麗にするフィルター。エンジンの出力を保つために、2年に1回、また走行距離20000キロに1回は交換が必要です。
・エアクリーナー交換の必要性
車はエンジン内でガソリンと空気の混合ガスが爆発して膨張するパワーで走行しています。エアクリーナーで遺物を除去しなければ、うまくガスが爆発しなかったり、煤がでたりして空気の通り道を塞いでしまう可能性があります。
・エアクリーナーの交換ポイント
エアクリーナーは、空気が汚れた環境で走るとそれだけ汚れやすくなります。ホコリが多い地域や黄砂や花粉が多く舞う地域は交換時期が早まる可能性があります。エアクリーナーの交換自体は比較的簡単で、エアクリーナーボックスのクリップを外してエアクリーナーを外し、新しいエアクリーナーに入れ替えるだけでいいです。
タイヤ交換・4〜5年ごと
タイヤはローテーションしていても摩耗していき、性能が落ちていきます。安全走行を維持するためにも、4〜5年に1度は交換が必要です。
・タイヤ交換の必要性
劣化したタイヤは、硬化して性能が落ち、ひび割れてバーストを起こしたりする可能性があります。また、摩耗で溝がなくなると、排出力がおちスリップなどの危険性も高まります。タイヤは車が唯一地面に接している部分ですので安全のためにも定期的な交換や点検が必要です。
・タイヤ交換のポイント
一般的なノーマルタイヤやオールシーズンタイヤは4〜5年が交換の目安です。冬用タイヤ、スタッドレスタイヤの交換目安は3〜4年程度と短くなります。タイヤは、紫外線などでも劣化するため、シーズンオフで保管しているタイヤなどは、正しく保管しないと使用できなくなる可能性もあります。