- サイドブレーキをかけることなくPレンジで止める
オートマチック車で、シフトをPレンジに入れると、内部のギアが金属の爪によってyごかなくなる仕組みになっていて、タイヤが固定されます。
そのため、シフトポジションをPにしただけで、車を停車する方がいます。しかし、その際にサイドブレーキをかけないと、車が何らかの理由で動いた場合に、爪が外れにくくなることがあります。
駐車は、サイドブレーキで車を確実に止めてからPレンジに入れるというやり方が理想です。
- 止まったままステアリングを回す
停車状態でステアリングを回す、いわゆる据え切りも車の足回りにダメージを与えます。
据え切りは、タイヤの消耗が進み、ステアリング機構に負荷がかかる。FFではロックするまでステアリングを切った状態でアクセルを入れるとドライブシャフトに負荷かかかる、
狭い駐車場などでは切り返しを何度もしなければならないときは別として普段、必要ない場面では据え切りをしないようにしましょう。
- エンジン始動後すぐに全開で走り出す
時代はエコですが、まだまだパワーユニットの主流はエンジンです。朝の忙しい時間など、エンジンを始動してすぐに車を走らせることもあるでしょう、しかしそれもNGな行為。
エンジンが冷えた状態では、オイルが温まっておらず、エンジン本来の性能を100%発揮することができません。また、足回りのグリースなども硬化した状態なので、ベアリングやドライブシャフトに負荷がかかってしまいます。この足回りは、ハイブリッドやEVでも同様です。
- 長時間車に乗らない
長期間乗らずに置かれた車は、バッテリー上がりやエンジンのオイル下がり、錆の発生など良いことがありません。
外気が侵入しにくいところで管理しているのであれば良いのですが、屋外で長期間放置するのはNGです。
長期間乗らない場合でも定期的にエンジンを掛けることと、少しでもいいので走らせることをお勧めします。
- タイヤ止めにタイヤを接触させて駐車する
駐車場のタイヤ止めに、車のタイヤを接触させた状態で駐車をする行為は、車の寿命を縮めるおそれがあります。
タイヤ止めにタイヤをドスンと当てた状態で停車をすると、足回りのブッシュに力がかかった状態で車を停車することになり、ブッシュは変形した状態のままになってしまいます。
一時的なものなら問題ないのですが、長時間ブッシュが変形したままだと、劣化が早まってしまいます。駐車の際には、タイヤ止めにタイヤが当たったら、少し動かし車止めからタイヤをはなしましょう。
皆さんも快適なカーラフを送れるように日頃から車のメンテナンスはちゃんとしておきましょう。