車の安全を維持しながら長く乗るためには、メンテナンスを行うことが重要。
ここで、自分でできるメンテナンスとお店に頼むメンテナンスを紹介。
メンテナンスには費用が必要ですが、努力次第で削減することが可能。
車のメンテナンスの重要性
車のパーツのほとんどは消耗品で、運転の仕方はもちろん、時間の経過や温度変化、湿気などの様々な原因で劣化していきます。本来の性能を発揮できない状態で走行を続けた場合、様々な箇所で不具合が生じ、また、それによって自身や周囲の方の命を愚かすような重大事故を起こす可能性が出てきます。
故障したり車が動かなくなったりすれば、修理や買い替えが必要になって費用も高くつくでしょう。
そのようなあらゆるリスクから車や自身を守るためには、車の状態をしっかりと把握し、異変があればその都度適切なメンテナンスを行って、最適な状態を保つことが必要になります。
初心者でも簡単に自身でできるメンテナンス
メンテナンスと聞くと専門的な知識が必要なイメージもありますが、実際は自身で簡単に行えるものも多数あります。
初心者でも手軽にできる基本的なメンテナンスについて、点検のタイミングや必要な費用を見てみましょう。
メンテナンス箇所 | 内容 | タイミング | 費用の目安 |
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車体 | 洗車 | ・3週間~1ヵ月ごと ・汚れや塩分がついたら | カーシャンプー:250~10,000円 |
タイヤ | 確認 | 1ヵ月ごと | – |
ウィンドウォッシャー | 補充 | 1ヵ月ごと | ウィンドウォッシャー液本体:200~1,000円 業者に依頼する場合:無料~ |
ワイパー | 交換 | 1年ごと | ワイパーブレード:2,000~30,000円/1本 ワイパーゴム:100~6,000円/1本 業者に依頼する場合の工賃:(フロント)300~700円程度/1本 |
エアコンフィルター | 交換 | 1年ごと | エアコンフィルター:1,500円~20,000円 業者に依頼する場合の工賃:2,000円 程度 |
冷却水 | 補充・交換 | 2年ごと | 冷却水:400~1,600円/1L 業者に依頼する場合の工賃:1,000~5,000円程度 |
ヘッドライト | 交換 | 3~15年ごと | ヘッドライト(バルブ):2,000~10,000円/1個 業者に依頼する場合の工賃:200~3,000円/1個 |
洗車/3週間〜1カ月ごと また汚れや塩分がついたら
普段何気なく行っている洗車も、車の大切なメンテナンスの1つです。特に汚れがなくても、1ヶ月に1回は車を洗いましょう。雨の後や、汚れや塩分がついた場合も、その度に洗車するのが望ましいです。
>洗車の必要性
大気中には目には見えないチリやホコリが漂っており、車に付着すると水垢の原因になります。車体に着いた水垢や汚れは、放置する固着することもあります。固着した汚れは塗装を傷めるだけでなく、落とそうとして車を傷つけてしまうこともあります。そのため、定期的に洗車をして、汚れが固着するのを防ぐことが大切になります。
>地震で洗車するときのポイント
自身で洗車をするときは、水とバケツ、カーシャンプー、柔らかいスポンジ、ふきあげようクロスを用意しましょう。背の高い車の場合、脚立もあると便利です。スポンジとクロスは、ボディ用とタイヤホイル用はボディ用とタイヤホイール用はそれぞれ別に用意が必要。
洗車では、上から下に向かって洗っていくのが基本です。全体を水で綺麗に洗い流してから、スポンジに含ませたカーシャンプーをしっかり泡立てて、優しく洗い流しましょう。この時、一定方向に動かすのがポイントです。洗い終わったら上から水をかけて、シャンプーをしっかり流しましょう。最後にクロスで拭き取ることで水垢を防ぐことができます。
タイヤの溝と空気圧のチェック/1ヶ月ごと
タイヤの溝は目視で、空気圧はエアーゲージを使い。1ヶ月に1回はチェックするようにしましょう
>タイヤの溝と空気圧チェックする必要性
乗用車のタイヤの溝は、道路交通法によって、1.6ミリ以上と定められています。そのため、溝が刷り減ったタイヤで走行すると法律違反で処罰されます。また、溝が1.6ミリ以上でも、摩耗が進んでいればスリップして大事故を起こすリスクがあります。そのほか、ひび割れなどがアルトバーストする危険性もあります。
タイヤの空気圧は自然と抜けていきますので、定期的に空気圧を調整しなければなりません。適正値が高かったり低かったりすると、燃費が悪くなったり、乗り心地が悪化したり、タイヤがすり減りやすくなるなどのトラブルにつながります。
>タイヤの溝や空気圧をチェックするときのポイント
新品のタイヤの溝は8mm程度が一般的です。4mm以下になるとブレーキをかけてから止まるまでの距離が延びてしまうため、溝の深さが3〜4mm程度まですり減っていたら交換のタイミングといえます。なお、摩耗具合の確認は、スリックサインで確認できます。
一方で、タイヤの空気圧チェックには、カー用品店でエアーゲージを購入するか、ガソリンスタンドで空気圧を見ることができます。
ウィンドウウォッシャー液の補充・1ヶ月ごと
ウィンドウウォッシャー液は頻繁に使うものではないだけに、補充を忘れがち。1ヶ月に1回は確認して満タンにしておきましょう。
・ウィンドウウォッシャー液の補充に必要性
ウィンドウウォッシャー液は、フロントガラスの汚れを洗い流すときに使います。走行中に泥が跳ねたり、汚れによって前が見えにくくなったりすると、事故にも繋が流可能性もあります。鮮明な視界確保は安全な走行に欠かせないため、必要な時に切れていることがないよう、定期的な補充が必要になります。
・ウィンドウォッシャー液を補充するときのポイント
一般的に、ウィンドウウォッシャー液の補充口はボンネットの中にあります。一気に入れると溢れる可能性があるため、ゆっくり入れていきましょう。自分でするのが気になる方は、スタンドでガソリンなど入れた際にお店の人に頼むとしてくれるので、やってるとこを見て、次から自分でやって見るのもいいと思います。
ワイパーの交換・1年ごと
ワイパー交換には、ガラス面に接するワイパーゴムの交換と、ワイパーゴムを固定するワイパーブレードの交換があります。劣化しやすいワイパーゴムは1年ごと、ワイパーブレードは2年程度で交換が目安です。
・ワイパーを交換する時のポイント
ワイパーブレードは、ワイパーについているストッパーをスライドさせることで脱着できます。対してワイパーゴムは、ゴムをブレードから引き出して新しいゴムに入れ替えるだけで交換できます。ただし、車種によっては適合するワイパーが異なるので事前に確認が大事になります。
エアコンフィルターの交換・1年ごと
カーエアコンの一部であるエアコンフィルターには、車外から取り込んだ空気を冷房や暖房、送風で車内に流す際に、チリやホコリを取り除く役割があります。
・エアコンフィルター交換の必要性
エアコンフィルターを交換しないまま使い続けると、汚れが詰まることで風がうまく通らず、冷房や暖房が聞きにくくなってしまいます。また、カビが発生して異臭の原因となることもあるため、1年ごとに交換しましょう。
・エアコンフィルターを交換するときにポイント
水洗位できるタイプのエアコンフィルターであれば、こまめに水洗いして、カビや匂いの発生を抑制できます。
冷却水の補充・交換・2年ごと
・冷却水の補充・交換の必要性
冷却水が劣化すると、エンジンを冷やす性能が低下し、エンジンが高熱を発してオーバーヒートを起こす危険性があります。また、冷却水にはエンジンの凍結や錆を防ぐ効果もありますが、劣化すると水垢などが発生して効力が落ちるため、それぞれの色で指定された年数で交換が必要です。中には7〜10年持つタイプの場合2年に1回は残量のチェックは確実にしましょう。減っている場合には指定の冷却剤を入れるようにしましょう。
・冷却水を交換するときのポイント
劣化した冷却水が残っていると、新しい冷却水の劣化を早めてしまいます。交換時は、古い冷却水が残っていないか、真水を入れてエンジンを回して2〜3回して新しい冷却水を入れるようにしましょう。
基本的には業者に頼むのがいいと思います。車検の時にするのがベストですね。
ヘッドライトバルブの交換・3〜15年ごと
夜間の安全走行に欠かせないヘッドライトは、バルブの種類によって3〜15年と交換目安も大きく違います。
・ヘッドライトは1灯でも切れていると道路交通法の整備不良に該当するため、走行中に切れてしまわないように、目安とされている時期で交換することわ進めます。バルブと呼ばれる電球はハロゲンランプ、HID,LEDの3種類があります。それぞれ交換時期が異なります。
・ヘッドライトを交換するときのポイント
ヘッドライトバルブの中でも一際明るいHIDは、点灯時の電圧が高く、交換時何らかのミスがあると他の電装品を焦がしたり、火災に発展したりする可能せがあります。交換には専門的な知識が必要隣るため、HIDバルブの交換には業者に頼む必要があります。